ウエディング業界でご活躍の様々なプロの中には、たくさんの男性スタッフさんもいらっしゃいます。
ウエディングは花嫁さまと女性スタッフさんだけじゃない!!
新郎さまと同じく輝いてご活躍の男性スタッフさんにお話を伺っています。
第10回
西村 義信 さん
熱血男磨きプロデューサー(Tokyo Lovers Academy 校長)
2018/1/19 INTERVIEW
第10回はウエディング業界に隣接する婚活業界で注目される”男磨き”というフィールドで数々の実績を持ち、ご活躍の西村氏にお話を伺った。
近くて遠い存在のように思えていた婚活業界の知られざる実情も伺え、興味の尽きない内容であった。
―まず『恋愛学』という言葉自体にピンと来られていない方々も多いと思うのですが、恋愛を学ぶ貴校のTokyo Lovers Academy(以下TLA)について教えてください。
一言で言うならば「恋の教習所」ですね(笑)
そう言うとすごく軽薄なイメージをされる方もいると思うのですが、TLAはナンパスクールとは違います。
女性に声をかけるテクニックを教えているのではなく、男を磨くことによってモテない自分を変えていただき、本質的に自信を身につけ、満足を得ることを目的にしている学校です。
校訓は「女性にしかモテない男はただのチャラ男である、同性にモテてこそ本物の男」と伝えています!!
もともと僕自身が小・中・高と共学に通っていたにも関わらず、その間に会話をした女性は母と妹だけでした。
気がついた時にはいわゆる「イケてない男子」グループにジャンル分けされていたんです(笑)
それが就職先の訪問販売の会社で、人生を変える出会いに恵まれました。
誰よりも早く出社し、誰よりも遅くまで仕事をし、一切の愚痴もこぼさず、数字の達成も抜群の上司です。
同じ男としてとても憧れましたし、男たるものこうあるべき!という姿をその人から学びました。
結局、その人のようになるために試行錯誤を繰り返した結果、僕自身にも仕事や私生活に自信が持て始め、お付き合いをする女性も現れてくれたんです。
この経験から女性から愛されるということは、仕事からもお金からも愛されるのと同じことだと思い、自分が変われたように、世の中の男性にもそんな嬉しい変化をもたらすことができればと思ったのがTLAの開校のきっかけです。
実際に開校してみると訪れる生徒さんたちが見事に昔の自分と重なるんです。
まずコミュニケーション自体がとにかく苦手。
そして外見に構わない方がとても多いんです。
話下手で、ファッションにも構わないままで彼女が欲しい、結婚がしたいと入校される方が多いので、TLAではコミュニケーションスキルと外見の改革を行わせていただきます。
現在はそれぞれの分野のスペシャリストの外部講師が18名在籍していますので、頼もしい存在です。
―コミュニケーションと外見が変化するとどうなるのですか?
外見が変わると必ず心も変化します。
美容室やショッピングへの同行もし、いつもと違う自分に出会えた時、彼らは鏡に映る自分に嬉しい変化を感じ、笑顔も自然と増えてきます。
そして周りからの評価にも変化が現れ、好循環が生まれます。
コミュニケーションも学校では教えてくれませんが、そのスキルを学び、習得することで職場から始まり、婚活パーティでも得られる結果が変わってきますよ。
その成功体験の積み重ねこそが、自分の自信に繋がります。
何もしない、イケてない自分のままで婚活などの土俵に上がっても女性から選ばれることはありません。
もちろん結婚することはいつまでたっても出来ないですから、日本の婚姻率を上げることもできません。
TLAでは恋愛成就や成婚の目的に向けて3本の柱があると考えています。
1番は変わりたいという本人のやる気で、2番めが先程述べたような恋愛だけでなく、仕事や交友関係にも効くコミュニケーションスキルや外見を変える方法といった教育、3番めは出会いの数です。
この3本柱が全て揃って初めて恋愛や結婚がうまくいくのです。
―なるほど、婚活に挑む前に男性をサポートするということですね?
現在の婚活市場は3番めの出会いの数は用意してくれています。
システムがとても便利で会員数が多いところもたくさんあります。
しかし実は成婚率が低いとも囁かれています。
女性は人前に出る際に着飾ったりという美意識が格段に男性より高い。
それに引き換え男性は前述のとおり、ありのままで土俵に上がろうとする傾向が強いんです。
そうなるとプロフィール写真と条件で絞込をされると圧倒的に不利になりますよね。
だからこそTLAでそういった部分のサポートをすることで、成婚率UPに貢献したいし、
婚活市場とも協業体制を築いていきたいと考えています。
成婚や幸せな人生を歩むために、僕が一番大事だと伝えていることは「自分軸を持つこと」。
それはこだわりを持って自分で物事を選択するということなんです。
結婚式の準備期間においても「僕はなんでもいいよ」と言ってしまうと女性は嬉しくないんですよね。
会場選びや衣装選びできちんと「自分が招待する人はこうだから、ここがいい」とか「自分の顔立ちはこうだからこの衣装がいいと思う」とか自分の判断軸がないと考えることすらできない。
自分軸を持ってこそ、会場選びや衣装選びにも参加することができるし、結婚の先の暮らしにも反映されることだと思うので、自分を磨いた先に得られる自分軸を全ての男性に得ていただきたいですね。
成婚率の低迷から少子化が進んでいるとも語られる現在の日本。
実は成婚する前段階からテコ入れが必要だったのかもしれないと考えさせられる、まさに目からウロコのお話を聞かせてくださった西村氏。
いずれ“男磨き’の観点から日本経済にも影響を及ぼす存在となられることを期待せずにはいられない時間となった。
DATA
撮影:岩村美佳
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